Q.1
《収縮》の処理についてに正しければ○ 間違っていれば×をつけなさい
◆解説:
《収縮》は攻撃力を増減させるカードではなく、半分の数値にする効果であり、
「そのモンスターの元々の攻撃力は半分の数値になるのではなく」、
「そのモンスターの
攻撃力は元々の攻撃力の半分の数値になる」という解釈が正しい。
つまり《突進》などの
一時的な上昇効果の場合は、
《収縮》を発動すると元々の攻撃力の半分の数値に変更されてしまい、
事前に発動した《突進》の効果はリセットされる。
一方で装備魔法等の
永続的な上昇効果が適用されている場合は、
元々の攻撃力の半分の数値に変更した後に
装備魔法の処理を改めて適用する。
なお、《収縮》が発動出来るダメージステップ範囲は
「ダメージステップ開始(リバース前)」:
《N・グラン・モール》などの裏側モンスターを攻撃して裏のまま効果を発動させるタイミング
「ダメージステップ開始後(リバース後)」:
この段階で攻撃対象となった裏側表示モンスターがリバースする。
(リバース効果等は、この時点ではまだ処理しない。)
具体的に使用されるカードのタイミングとしては《ドリルロイド》《スフィア・ボム 球体時限爆弾》などがある。
ここまでで、この後の《オネスト》を発動可能な「ダメージ計算時」には発動することはできない。
また、「ダメージ計算時」までであれば、
チェーンブロックを作らずに単発で《収縮》を複数枚発動することが出来る。
問題4.の通り、《神の宣告》で無効にされた後に2枚目の《収縮》を即使用するといったパターンも結構ある。
◆回答:
1.《収縮》を2枚使って2000の攻撃力のモンスターを500に出来る
→
【×】増減させるカードではないので重複は出来ません
2.《E・HERO アナザー・ネオス》の召喚に対して
相手が《奈落の落とし穴》を発動してきたので《収縮》を発動し、
《E・HERO アナザー・ネオス》の攻撃力を950にして《奈落の落とし穴》を不発に出来る
→
【○】《奈落の落とし穴》の発動条件は攻撃力1500以上ですので条件は満たせずに不発になります。
《収縮》を使うデッキには必須のプレイングですね。
3.《デーモンの斧》を装備した元々の攻撃力が1000のモンスターに《収縮》を発動すると攻撃力が1000になる
→
【×】まず攻撃力1000のモンスターを500にして、
その後《デーモンの斧》の処理をしますので1500になります。
4.ダメージステップ時に《収縮》を発動したところ、相手が《神の宣告》を発動し無効にされたが、
《神の宣告》の処理を終了した後、続けて2枚目の《収縮》を発動することが出来る
→
【○】ダメージステップ時は優先権を放棄しなければ
スペルスピード2以上の攻撃力増減カードを何回でも発動させることが出来ます。
5.《冥府の使者ゴーズ》と同時に出る「カイエントークン」に対して《収縮》を発動した場合、攻撃力は0になる
→
【○】カイエントークンの攻撃力は元々の攻撃力で算出されていませんので、元々の攻撃力は=0です。
また、特殊召喚時にだけ攻撃力を決定しますので装備魔法等とは違い増減処理は改めては行われず、
《収縮》を発動した場合は攻撃力が0になります。
6.妥協召喚した《神獣王バルバロス》に対して《収縮》を発動した場合攻撃力は1500になる
→
【×】《収縮》は元々の攻撃力を参照します。
《神獣王バルバロス》は妥協召喚時に元々の攻撃力も含めて変動していますので、
攻撃力1900/2の950が《収縮》の処理として適用されます。
また、《月の書》等とは違いエンドフェイズに
《神獣王バルバロス》の攻撃力が3000になることはありません。
7.《突進》を発動した元々の攻撃力が1000のモンスターに《収縮》を発動すると攻撃力が500になる
→
【○】カイエントークンと同様に攻撃力の上昇は一時的ですので、
《収縮》を発動すると元々の攻撃力の半分の数値に変更され、
《突進》は永続的に残っているカードでもないため、効果は再適用されずに500になります。
8.自身の効果で1900になった《カードガンナー》に対して《収縮》を発動した場合、攻撃力は200になる
→
【×】《突進》と同じテキストなので200かと思われがちですが、
このカードは特例で最初の攻撃力400の半分+上昇値の1500で攻撃力は1700になります。
ちなみに処理結果の違いによる理由はありません(カードごとに違いますと言われてしまう)
9.攻撃力3000の《トラゴエディア》に対して《収縮》を発動した場合、攻撃力は0になる
→
【×】手札の数によって攻撃力を決定しますので装備魔法と同様に、
《収縮》の処理を終了させた後に手札*600の再計算をします。(つまり打っても効果が無い)
10.攻撃力3000の《カオス・ネクロマンサー》に対して《収縮》を発動した場合、攻撃力は0になる
→【○】このカードも墓地のカードによって数値が変動するので常に再計算される筈ですが、
エンドフェイズ時まで攻撃力は0になるそうです。特例なので憶えておきましょう。
以上です。
「元々の攻撃力なのかどうか」「一時的な上昇か、それとも永続的な上昇か」
これらによって《収縮》の処理が大きく変わりますので、覚えておきましょう。
・・・とかデュエルアカデミアでは授業でやってると妄想して終わります。
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